ツーバイフォー(2×4)工法は建築中の雨に弱いのか

2×4工法は耐震性、耐火性、耐久性に優れた建築工法として知られています。
しかし、2×4工法は木造建築物であることから、雨などの水分は大敵と言えるでしょう。

天候をコントロールすることは誰にもできませんから、建築期間中は雨対策を万全にする必要があります。
具体的にどのような点に気を付けたら良いのでしょうか。

2×4工法にとって雨は天敵?

2×4工法の発祥の地はアメリカです。
アメリカと日本を比較すると、圧倒的に日本の降水量が多いと言えます。

このような背景から、2×4工法は雨が降った時のことは考慮されていないとされています。
また、工法の流れにも雨の影響を受けやすい点があります。

2階建てを例に、在来工法と2×4工法を比較してみましょう。
まず在来工法は、建物の軸となる柱部分を組み上げた後、屋根部分を作ります。
屋根が比較的早い段階でできることから、建築物を雨から守ることができるのです。

一方の2×4工法は、1階床、1階壁、2階床、2階壁、最後に屋根を取り付けるという工程の流れになります。
1階床と壁部分ができたところで雨が降ってしまったとすると、箱のふたが開いたような形になっていることから雨水が溜まってしまいます。

建築中に雨が降った場合の建物への影響

建築期間中、毎日晴れていれば作業を進めることができますが、ほとんどの場合そう上手くはいかないと言えるでしょう。
雨が降ると、作業を中断する必要が出てくることから工事期間が長くなってしまいます。

木造建築物にとって、雨で濡れたまま次の工程に進んでしまうと、カビや臭いの原因になってしまいます。
また、打ちつける釘は金属であることから、錆などの影響で強度が弱くなったり、劣化が早くなったりする可能性も出てきます。

雨から建物を守るための対策とは

雨から建物を守るためにも、養生対策は必要不可欠です。
養生(ようじょう)とは、仕上がった部分が傷ついたり汚れたりするのを防ぐために、カバーなどをかけて保護することを言います。
建築を依頼している会社がどのような養生対策をとっているのか、事前に確認しておくようにしましょう。

建築中の雨対策をきちんと行っているか、気になるのは仕方のないことでしょう。
施工会社に進捗状況を確認するのはもちろんのこと、完成してからカビが発生していたという問題に至らないようにするためにも、雨天時の対応が行われているのかを第三者による現状調査の依頼も視野に入れておくと良いでしょう。

雨に濡れてしまった時の対応

2×4工法で使用される材木は、標準化された規格材です。
また、木がもともと保有している水分の率も低い乾燥材となっていることから、雨によって芯まで水が染み込むということはありません。

しかし、表面が濡れた場合は水分を取り除き、充分に乾燥する時間をとることが重要になります。
この乾燥を怠ってしまうと、2×4工法の強みである耐久性の低下に繋がりかねません。

床部分は水に強く撥水効果の高い合板の使用、フィルムを張り付けることで水分が侵入するのを防ぐことができます。
しかし、万が一断熱材が濡れてしまった場合は、新しいものに取り換える必要があります。

一生に一度と言っても大げさではないのが、住居の購入です。
着工が始まったら、そのまま任せっきりにするのではなく、定期的に現場を視察することをおすすめします。
2×4工法にとって雨は天敵と言えますが、対策をしっかりとって納得のいく住まいづくりをするようにしましょう。