ビルや建物の設備管理の種類

ビルや建物には様々設備があり、それぞれが安心安全に作動しなければ、利用者にとって大きな不便や、ときには大きな災害の原因になる可能性があります。ここではビルや建物の設備管理を理解して、設備管理の重要性を再認識しましょう。

ビルや建物の設備管理の種類

○建物外観点検
ビル・建物の外観や表層部の目視点検、外溝・側溝の点検などを行い、異常の有無を確認します。建物の劣化や破損個所を発見したり、屋上の防水・外壁の塗装などの修繕時期を判断することができます。

○建築設備調査・診断
商業施設やビル、病院、ホテルなど、様々な人が利用する特殊建築物と呼ばれるものは、老朽化や、避難設備の不備などにより大きな事故や災害の危険性があります。
そこで、建築設備検査資格者や一級建築士といった専門の資格者が、建築設備(換気設備、排煙設備、非常用照明装置、給排水の設備)の点検を行います。これは、毎年または3年ごとに行うことが義務付けられています。

○設備保守点検・整備業務
建築基準法や電気事業法、ビル管理法などの各法令で義務付けられている「法定保守点検」及び、設備機器を常に最良の状態を保持するための「定期自主点検」をまとめて「設備保守点検・整備業務」と呼びます。特に「法定保守点検」の各箇所は、項目によりそれぞれの点検頻度が法廷によって定められています。

○カーペット清掃
様々な配線を隠すことができるカーペットは、オフィスビルなどで非常に重宝されています。しかし、ゴミなどによってカーペットは汚れやすく、ダニやホコリといった目には見えない汚れがたまります。定期的な清掃を心がけましょう。

○給排水・衛生設備管理
給排水の各種ポンプや給水槽、排水槽の衛生管理を行います。排水時の異音や悪臭などを定期クリーニングすることで、給排水の機能回復や、トラブルを未然に防止することが可能です。

○消防設備保守点検
消防設備は、常日頃使用する機器ではありません。しかし、万が一のときその設備が使えなければ大災害を引き起こす可能性があります。消防設備は各種類ごテオに点検資格者と点検期間が細かく設定されています。日ごろの管理維持を適切に行いましょう。

○機械式駐車場設備保守点検
省スペースで多くの車が駐車できる「機械式駐車場」ですが、定期的な保守点検をしないと故障などを引き起こす可能性があります。電子機器と精密な機械装置が連動しているため、保守や点検には専門的な技術や知識が必要となってきます。

○エスカレーター・エレベータ・昇降機保守点検
エスカレーターやエレベーター、昇降機は日々安全な運行が求められているため、定期的な保守点検が義務付けられています。昨今ではエレベーターによる死亡事故などもあり、より安全性が重視されています。

○給湯設備管理
ポンプやボイラーの保守・修理、メンテナンスを行います。近年ではレジオネラ属菌という細菌によって起こる感染症がたびたび報告されており、水質検査などの必要性が高まっています。

○電気設備管理
ビルや建物は数千から数万ボルトの高圧電流を受電し、建物内のエレベーターやコンセントなどに配電しています。ショートや漏電が発生すると大きな災害にも繋がり大変危険なため、変電装置などの電気設備を操作し、電力系・電圧計・電流計を監視する必要があります。

○空調設備管理
現在ではオフィスビルや飲食店、商業施設などは空調の設備が必須になっています。空調フィルターや吸気ファンの分解整備といった設備の点検はもとより、無駄のない運転を行い、快適な空間を作ることに努めます。