鉄筋コンクリート(RC)造の構造や特徴について
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建物の構造によって、住まいの間取りやライフスタイルが変わってくることがあります。
ここではRC造の構造と特徴について、簡単にまとめてみました。

ラーメン構造

ラーメン構造は、梁と柱が直角に保つように接合することで、直線と直角のみでできた箱型の構造になります。
箱型の空間は、縦横に積み重ねたり並べたりできて使いやすいため、建築構造としてもっとも多く使われています。
RC造のように変形に弱い構造は、壁を入れてがっちり固める必要があります。

箱型の空間は、大きな吹き抜けを作るなど設計の自由度が高いですが、部屋の中に柱や梁がせり出してきます。
そのためすっきりした空間にならず、時に家具などの配置が邪魔になることがあります。

RC壁式構造

RC壁式構造とは、コンクリート構造の中でも柱や梁といった綿材で架構を組むのではなく、床・壁・屋根という面材で架構を組む形式のことです。
壁の中でも建物の荷重や地震、風圧による力を負担する壁を耐力壁と呼びます。

壁自体が建物を支えるので柱や梁が表に出てこず、室内がすっきりします。
しかし自由に大きな窓を設けることが難しく、耐力壁の位置を動かせないので間取りの変更が難しくなります。

つまり床や壁が屋根も原則としてRC造とし、耐力壁と一体になるように接続する必要があります。
一般的にラーメン構造に比べて、耐震性に優れています。
また、個室のような小さな空間に区分けされた建築物に適しています。

RC造の特徴とは

・耐震構造に優れている
倒壊しない範囲での建物変形のしやすさを粘り(靱性)と言います。
まれに発生する大地震では、この粘り強さが重要になります。
RC造は構造上粘りが強いため、耐震性に優れていると言われています。

・防音効果が高い
木造の木は音が響きやすいですが、コンクリートは音が通りません。
防音効果が高いので、快適に過ごすことができます。

・火や熱に強い
コンクリートが固まったあとは、化学的に安定していて時間変化が遅く、火や熱に強いです。
また木造のように火が燃え移らないので、防火にも優れています。

・資産価値が高い
木造は耐用年数が22年であるのに対しRC造は耐用年数が47年と長く、資産価値が高いため銀行から融資が受けやすいとされています。
また家賃収入も高めに設定することが可能です。

・相性の良い組み合わせ
鉄筋とコンクリートは、それぞれの長所を組み合わせることで、それぞれの短所を補っています。
鉄筋は引っ張りに強く圧縮に弱く、コンクリートは引っ張りに弱く圧縮に強いという特徴を持っています。
その2つの素材を組み合わせることで、お互いの短所を補っています。