鉄筋コンクリート(RC)造のメリット・デメリット

RC造はマンションなどの高層建築物に多く使われる手法で、構造材としてコンクリートを鉄筋で補強したものを使用する工法です。
ここでは、RC造のメリット・デメリットについて紹介していきます。

鉄筋コンクリート(RC)造のメリット

(1)耐震性能が高い

日本列島は、東日本大震災をはじめ、世界的に見ても中規模以上の地震が多く発生しています。

RC住宅は重量鉄骨であることが多く、地震などの外力を面で受けて分散させるモノコック構造です。
つまり、RCで作られた6面体の箱となるため、外力を面で吸収しバランスよく受け止めることができます。
これにより耐震性能が高くなります。

(2)防音効果が高い

遮音・防音するためには、重い素材を使うほど効果が高いと言われています。
コンクリートは素材自体が重いため、他の構造や素材に比べて遮音や防音性能が高く、音が漏れにくくなります。
大音量で映画鑑賞したい方や、楽器演奏を部屋で行う場合も、じっくり楽しむことができます。

(3)耐火性が強い

コンクリートは元来、火に強い素材です。
1000度の炎に2時間さらされても燃えることがなく、強度も低下しないと言われています。
一方、木材は260度で発火がはじまり、1000度まで達すると崩壊してしまいます。
鉄骨造も540度で変形がはじまり、900度で崩壊してしまいます。

ゆえに、コンクリートは耐火性が強いと言えるでしょう。

(4)耐久性能が優れている

RC住宅は、圧縮性に優れたコンクリートと引張強度の高い鉄筋を組み合わせているため、木造建築と比較すると非常に高い耐久性があります。
また、RCは、シロアリに捕食されることもないので、建物を長時間安定させることができます。

鉄筋コンクリート(RC)造のデメリット

(1)建築費用が高い

木造建築やプレハブ建築に比べると建築費用が高くなります。
また、建物自体の重量が増えてしまうので、場合によっては地盤の強化が必要となり、地盤改良の費用が嵩むこともあります。

他にも、RC造は気密性が高く結露が起きやすいため、適切な換気システムが必要になるので、必然的に建築費用が高くなります。

(2)断熱性能が低い

RC住宅は、寒いイメージがあるかと思います。
熱伝導率が高いコンクリートと鉄筋を素材にしているため、木造住宅に比べると、夏は暑く、冬は寒くなりがちになります。

(3)汚れが目立ちやすい

コンクリートの特性として、雨の染みやカビなどの汚れが付きやすいことが挙げられます。
もちろん、これを味わいとして受け止められれば何の問題もありませんが、そうでない場合は特殊な手当てが必要となります。
定期的なサイクルで光触媒フッ素コーティングによる外壁塗装を行うなどのメンテナンスが必要となります。