マイナス金利における賢い資産運用方法とは

2016年に入り、日銀はゼロ金利政策からマイナス金利政策へと政策を変更しました。
この目的は市場の活性化とデフレ緩和でしたが、必ずしも個人にとっていい影響ばかりを与えるわけではないようです。

マイナス預金が個人に及ぼす影響は?

マイナス金利は日銀と市中銀行の間でのみ適用されています。
また、日銀の黒田総裁は、個人の預金にマイナス金利が適用されることを否定しました。
そのため、個人の預金がマイナス金利になることはありません。

しかし、マイナス金利の影響により、定期預金や普通預金、住宅ローンなどの借入金利が下がりました。
今や定期預金の金利は0.01%のところもあります。
仮に1億円を預けたとしても、年利0.01%だと利息は年1万円にしかならない計算です。

マイナス金利における賢い資産運用の方法

見てきたように、定期預金や普通預金の金利はかなり低くなっており、以前のように「とりあえず銀行に預けていたらお金が増える」という時代ではなくなってしまいました。
賢く資産運用して手元の資産を増やすためには、どのような方法が有効なのでしょうか?

まずは、金利が高い銀行の定期預金を探すことでしょう。
ほとんどの銀行で定期預金の金利は1%を切ってはいますが、0.01%のものから0.5%のものまで、金利幅はかなり大きいものです。
特にネット銀行と呼ばれている銀行の金利は、高めに設定されている傾向があります。

また、銀行によっては、住宅ローンや外貨預金などの投資商品を利用している人限定に優遇金利を設定していて、金利が高くなるところもあります。
さらにキャンペーンに乗れば、一時的に金利が高い定期預金に加入できることもあります。
リスクを取りたくない場合は、定期預金を探してみるといいでしょう。

その他、返戻率の高い保険商品を利用して資産運用するという手段もあります。
学資保険など、商品によっては返戻率が110%を超える商品もあります。
資産運用の目的が合致する場合には、保険を検討することもおすすめです。

マイナス金利時代、個人が注意しておくことは?

マイナス金利時代の今、預金もローンも金利が下がってきています。
しかし、住宅ローンの「フラット35」の金利などは、2016年9月に入ってやや上昇しました。

このように、マイナス金利政策は続いていても、ローンなどの金利は上がる可能性もあります。
また、金利が低い状態では銀行側は利益を上げづらくなることから、手数料など金利以外のところで利益を上げようとすることも考えられます。
特に銀行に借入を検討している人は、銀行の金利の動向や手数料の動向には注意しておいたほうがいいでしょう。

マイナス金利の影響は個人の生活にも影響を及ぼしていますが、うまく資産運用する方法はまだあるようです。
そのためには、こまめな情報のチェックが必要になるでしょう。