マンションの大規模修繕工事費を抑えるには

マンションの現状把握のポイント

マンションの修繕費用を正しく算出するには、まず物件の現状を正確に把握することが必要です。

例えば、マンションはある一定の年数が経つとひび割れが生じてしまいます。そういったひび割れの幅や場所を正確にマッピングしてくれるような業者であれば、漏水の危険のある場所も無駄なく把握することが可能です。

また、タイルやモルタル部分に浮きが生じている場合にも、どの箇所にどれだけの広がりで発生しているのかを正しく調査できる業者が望ましいです。こういったタイルやモルタル部分を浮き程度と思って放置していると、さまざまなトラブルの原因となり、却ってより修繕費がかかる可能性があります。そういった事態を回避するためにも早めの対処が正解なのです。

また、コンクリートの強度劣化の調査も重要なポイントです。コンクリートの強度はビルの耐震性にかかわる問題なので、メンテナンスを怠ることのないようにしましょう。複数の会社に修繕費用の見積りを依頼して、どの会社も問題点と指摘している箇所はとくに重点的にケアする必要があります。

いずれの場合も、複数の会社から見積りもらい、比較をしてプランを選択するようにしましょう。

では、どういった企業を選べばいいのか

マンションの修繕費用を抑えたいのであれば、大規模修繕工事の実績が豊富な施工業者を選ぶことをおすすめします。

ある一定以上の戸数をコンスタントに請け負っている施工業者であれば、資材を安く調達することも可能で、比較的安い値段での施工をしてくれるでしょう。また、割高になってしまいがちな小規模マンションの大規模修繕工事費もリーズナブルに実現するノウハウもあります。

また、より住みやすい環境を造り出すためには施工業者と住民のコミュニケーションが非常に大切であるということも理解しています。管理組合の代表者と何度でも納得がいくまで話し合いの機会を設けてくれる施工業者もいるので、交渉をすることもできます。

どの部分の修繕を優先すべきか、仕様はどのぐらいのグレードにすれば限られた予算内で済ませることができるのかなど、様々な提案をしてもらいましょう。

大規模修繕の正確な見積もりは工事の3~5年前までわからない

一般的に大規模修繕の費用が正確に把握できるのは、修繕工事の3~5年前といわれています。建物の劣化状況用やそれに伴った修繕積立金の過不足は、直前まで把握することが難しく、このため工事直前になって住民の修繕積立金が増えるといった事態が発生します。

逆に、計画していた工事より小規模で、修繕費が半分ほどで良いケースなどもあるため、定期的な修繕計画の見直しをして、無駄がない計画で修繕費を抑えましょう。