マンション管理士とはどういった資格か

マンション管理士という資格をご存知でしょうか。毎年供給される新築マンションや、築年数が経過してしまったマンションなど、マンションは年々増加傾向にあります。その一方でマンション管理士は不足しているといわれており、マンション管理士の必要性が見直されています。ではマンション管理士とはどういった資格なのでしょうか。

マンション管理士って?

マンション管理士はマンション管理士試験という試験に合格した専門的な国家資格、またその資格を持っている人を指します。

マンション管理士は、マンション管理に関する技術的な問題や専門的な問題に、マンションの管理組合や区分所有者からの依頼を受けてコンサルティングを行って問題解決をサポートしたり、顧問として管理組合の運営の援助を行います。

マンション管理士になるための試験は、不動産系の資格試験の中でも高難易度といわれており、毎年10万人ほどが受験していますが、合格率は1割に満たないケースが殆どです。それほど高い専門性が必要であり、マンション管理のスペシャリストでなければ業務ができない世界であると考えることができます。

マンション管理士に頼めること

マンション管理士は非常に広範囲な業務を行います。

■顧問業務
管理組合と顧問契約を結び、組合の運営全般をサポートします。理事会、総会への出席・助言。定期総会の議案所点検、管理会社との調整など。

■管理委託契約見直し業務
管理委託費として管理会社に支払っている費用や業務内容を見直します。コストとサービスの質の両方の視点から、管理会社の業務が適正かどうかを精査する業務です。 

■管理規約見直し業務
管理費や修繕積立金の使い道や建て替えについての規定の整備、コミュニティ形成への対応など、管理組合が定める様々な規約を、時代に相応しい内容に改めます。 

このように、マンション管理士はマンションが長く適正な形で管理されているかを判断する資格で、管理組合や住民の立場でマンションに起きる問題解決をサポートします。

なぜマンション管理士が必要なのか

何故今マンション管理士が必要とされているのでしょうか。その理由は高度経済成長期やバブル期に大量に建てられたマンションが関係しています。

一般的に、マンションは築30年を超えた時期から大規模修繕工事や保全・建て替えが必要となります。そういった中で、適正な修繕計画が立っていなかったり、修繕計画に問題があるマンションが急増しているのです。

当初は綿密に計画されていたものであっても、住民の転居や築年数が経ったマンションへの新規入居者の減少などで、積立金が不足してしまうという深刻な事態が急増しています。

そういった事態において、大規模修繕計画の見直しやコンサルティングを行うのがマンション管理士です。適正な積立や時期などを算定し、マンションを長く良い環境で済むことができる提案を受けましょう。