STEP1不動産会社選びと媒介契約
マンションを売却しようという時、まずとりかからなければならないのは不動産会社探しです。
不動産会社選びが上手くいくかどうかが、
マンション売却成功のカギを握っていると言っても過言ではありません。
どれだけ売却を急いでいても、焦って1社目で決めたりせず、ここはぜひ慎重に。
ひとくちに不動産会社と言っても、賃貸だったり、新築だったりそれぞれ得意分野があります。
マンション売却のエキスパートにお願いしたいですね。
マンションは金(ゴールド)などと違い、誰が査定しても同じ価格がつくとは限らない商品なので、不動産会社によって、査定金額が10%ぐらい上下することは、ざらにあります。
相場より安い価格をつけられて損をしないためにも、できるかぎり多くの不動産会社に査定をしてもらいましょう!
不動産の媒介契約には、「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」の3つの契約形態があり、マンションを売却する際には、いずれかの契約を不動産会社と結ぶことになります。
契約形態によって、それぞれメリット・デメリットがありますので、契約時にはよく確認しましょう。
STEP2売却活動(買い手探し)
不動産会社と契約したら、いよいよマンションの売却活動(買い手探し)に入ります。
具体的には、チラシを配ったりポータルサイトに物件情報を掲載して、購入希望者を募ります。
不動産会社には、マンションをいくらぐらいで売却するのが妥当か、査定額を出してもらったかと思います。しかし、必ずしも査定結果の金額で売り出さなければならないかと言うと、そうではありません。
「相場よりも少し安くなっても、早期に売却を締結させたい。」
「住宅ローンの返済が残っているから、少しでも高く売りたい。」
など、色々な考えがあるかと思います。
また、買い手から値下げ交渉を受けることも考えられますので、
あらかじめ値引きを想定して、やや高めの金額で売り出すという戦略も有効です。
契約した不動産会社と、よく相談の上売り出し額を決めましょう。
STEP3売買契約
購入希望者が見つかり、金額と条件の折り合いがつけられたら、今度はその方と売買契約を結びます。
売買契約とは、おおまかに言うと、
「売り主がマンションの権利を買い主に渡す事と、それに対して買い主が売り主に支払う金額」を約束する契約です。仲介をしてくれた不動産会社が書類を用意してくれます。
あとは、入金がされれば、マンション売却完了です。
住宅ローンの返済が残っている方は、ここで一括返済します。
仲介手数料について
マンション売却をサポートしてくれた不動産会社に対しての仲介手数料が発生します。
御心付けのようなものとは違い、法律でいくら支払うかが決まっています。
マンションの売却価格の3%+60,000円
つまり、あなたのマンションが3,000万円で売却できた場合は
3,000万円×3%+60,000円の96万円が仲介手数料となります。
※不動産会社によっては仲介手数料半額!のようなキャンペーンを行っていることもあります。
税金について
マンションを売却して得たお金には、稀にですが税金がかかることがあります。
▼税金がかからない場合
・譲渡所得(売却価格から購入額と諸経費を引いた額)が3,000万円を下回った。
・マンションを売却した金額が、購入した価格よりも安かった。
ほとんどの方は、税金の対象になりません。
しかしながら、上記の場合でも確定申告は必須です。
マンションが売却でき、無事に入金もされて一安心。
ほっと一息つきたいところですが、くれぐれもお忘れのないように。