2017年11月06日
よくわかる不動産売買仲介業

日米の不動産業務の違い

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所変われば品変わると言いますが、不動産の世界でも地域や国によって制度や商習慣が大きく変わります。世界の不動産業について知っておくことで、日本の良さや改善すべき点に気がつけるかもしれません。日本で不動産会社を経営しつつ、いまはアメリカ・ハワイ州でも不動産会社を経営しているアリー・オカノ(Arry Okano)さんに、日米不動産の違いについて教えてもらいましょう。まずは日米の不動産資格の違いについてです。(スマイスターMagaZine Biz編集部)



(画像=Pixabay)


―日米では、不動産業(不動産流通、売買仲介)に必要な資格も違います。アメリカではセールスパーソンとその上位にあたるブローカーという二つの資格があります。取得するための難しさもそれぞれ違うようです。

最初のセールスパーソンは、まず不動産学校に行って勉強します。まず所定の時間分の授業を受けて、学校の試験をパスしないといけません。そして州とフェデラル(連邦政府)の試験に全て合格する必要があります。

私は日本で宅建士の資格を持っており、ハワイ大学を卒業しています。英語もできて、不動産業の知識も一定以上あるはずですが、不動産学校の勉強はかなり難しかったです。

学校の試験に受かっていれば、州や連邦の試験に受かる確率は上がります。それでも試験は毎年、難しくなってきているようです。

もちろんアメリカで就業可能なビザを取得していないと、試験を受ける事は出来ません。

―学校、州、連邦政府と3度も試験に合格しなければいけないとは、かなり長い道のりに感じますね。「米国では日本に比べて不動産会社の地位が高い」といわれるゆえんなのかもしれません。
でも不動産仲介に関する資格は、セールスパーソンで終わりではありません。

セールスパーソンの資格を持って初めて、売買・賃貸の仲介、管理の仕事が可能です。日本では今のところ必要ないですが、米国では管理にもこの資格が必要です。

その後は、不動産会社で3年間フルタイム(週40時間ほど)働いてから、ブローカーライセンスの資格を取得する権利が得られます。この資格があると一人で独立して不動産会社を営む事が出きるようになります。

資格取得はセールスパーソン同様、学校での授業があります。必要な授業時間はセールスパーソンよりも長いです。そして学校の試験、州、フェデラルの試験を合格する必要が有ります。

私の経験からすると、セールスパーソンの資格をとる時はまだハワイでの実務経験が無かったので勉強する内容が頭に入ってきませんでした。逆にブローカーライセンス取得時は既に経験した事が多く、セールスパーソンの試験よりも容易に感じました。



アリー・オカノさん


―米国の不動産資格は、日本で宅建士の資格を持ち、不動産会社を経営していたオカノさんでも、かなり難しかったとのこと。日本では大学在学中に宅建士の資格をとる人もいますので、大きな違いですね。
ではこの資格によって実務上はどのような違いがあるのでしょうか。

もしセールスパーソンしか資格をもっていなければ、どこかの会社、または個人でブローカーライセンスを保持している方の元でしか働けません。

不動産コミッション(手数料)に関してもブローカー、会社経由で支払われます。まだブローカーに属しているだけなので、まだ経営に関しての責任もありません。その後、ブローカーになり、プリンシパルブローカーという主任になると、全く変わります。社員や取引のあるその他のエージェントへの監督も含めて全責任を負うことになります。

―資格ごとに責任も大きく変わるんですね。日本では宅建士の資格を持っていない不動産会社の経営者や役職者もいますが、米国ではいなさそうです。あのトランプ大統領もこの試験にパスしたのでしょうか?

次回は不動産仲介についての取引方法についてお聞きします。

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