2016年12月24日
山口 宏

私道のデメリットとリスク

山口 宏

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
いいね
  • LINEで送る
  • facebookでシェアする
  • はてブ
  • google+

閲覧数 1883

住宅等の不動産を購入するとき、敷地が私道に接している場合、公道にはないデメリットやリスクがあります。
この場合の私道とは、建築基準法上の道路(位置指定道路または42条2項道路)が前提とします。


1.私道のメリット

まず、私道のメリットについてですが、最大のメリットは、敷地を買うときの価格が前面道路が公道の土地より多少なりとも安いことでしょう。
実はこれに尽きるといっても過言ではないと思います。
公道に面している住宅とあまり変わらない価格の物件は、割高な物件といえるかもしれません


2.私道のデメリット・リスク

私道に面している土地のデメリット・リスクが複数あります。売却する側は私道負担については説明しなければなりませんが、下記デメリット・リスクについてまで積極的に説明しないかもしれません。
■売却するとき公道に接する土地よりも安い。
買う時に割安ということは、売るときも安いということになります。
■私道の維持管理は共有者全員で行なう。
経年劣化で舗装が陥没したり、ボロボロになれば、共有者全員で補修しなければならないのですが、取り纏めに多少苦労します。将来的に上下水道・ガスの埋設管が老朽化して敷設替えする場合、私道共有者間で負担金額や承諾関係で調整が必要になります。いずれの場合も、各共有者が単独で決められないので、共有者の一部が反対すると決定できないことになります。公道だったら敷地所有者がこれらを負担することはありません。
■建て替え、あるいは売却の際、私道共有者全員から承諾が必要かもしれない。
建替え、あるいは売却の際、私道共有者全員から通行承諾書、埋設管接続のための私道掘削承諾書の取得が必要になることがあります。

私道の共有者の一部が、迷惑行為を行うことがある。
たとえば、私道部分に花壇を置いたり、自転車・バイク・自動車を停めたりして、他の共有者の通行の妨げになることがあります。
■私道所有者が第三者の場合、通行承諾書や上下水道・ガス管接続するための道路掘削承諾書を私道所有者からもらわなければならない。
私道所有者によっては、通行料や道路掘削承諾料の支払いを求めてくることがあります。
■道路幅が4m未満の場合、建替えのとき敷地の一部をセットバックしなければならない。
建築基準法42条2項道路の場合、私道幅が4m未満なら、建て替えの際、原則として道路中心線から2mラインへ後退(セットバック)しなければならず、有効宅地面積が一部少なくなります。

本サイトに掲載されているコンテンツ (記事・広告・デザイン等)に関する著作権は当社に帰属しており、他のホームページ・ブログ等に無断で転載・転用することを禁止します。
引用する場合は、リンクを貼る等して当サイトからの引用であることを明らかにしてください。なお、当サイトへのリンクを貼ることは自由です。ご連絡の必要もありません。

このコラムニストのコラム

山口 宏プロフィール写真

底地の権利解消方法

山口 宏

閲覧数 297

[PR]

  • 人材紹介2
  • 人材紹介1
  • 株式会社MFS
  • カカクコム

不動産売却なら最大6社にて比較

不動産を高く売却するなら
最短45秒の入力で、
全国1,000社以上の
不動産会社が対応!

最短45秒で
不動産売却価格を査定

  • STEP1
  • STEP2
  • STEP3

個人情報の保護

attention 本サービスは売却検討中の方向けの、不動産会社に査定依頼ができるサービスです。

attention 査定依頼後、不動産会社より連絡があります。

Service list サービス一覧