2017年05月19日
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積水化学、介護現場などでコミュニケーションロボを使った実証実験開始

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会話イメージ  ※プレスリリースより


 積水化学工業 住宅カンパニーの調査研究機関である住環境研究所は2016年8月、所内に「生涯健康脳住宅研究所」を開設したが、このほど高齢者の自宅や介護現場でコミュニケーション型ロボットを使った実証実験を17日より開始したと発表した。


 実験の目的は、高齢者の暮らし・介護の現場でコミュニケーション型ロボットを活用し、「話食動眠(コミュニケーション、食事、運動、睡眠)」のうち会話をきっかけとしたQOL(生活の質)の向上を検証するというもの。



※プレスリリースより


 実証実験では、ロボット関連製品の開発などを手がけるヴイストン社のロボット「Sota(ソータ)」を使い、NTTデータが開発した複数のロボットやデバイスを統合して高度な知的処理を行うクラウドロボティクス基盤を活用する。



※プレスリリースより


 NTTグループのAI(人工知能)技術「corevo(コレボ)」を実装し、音声認識、対話制御、音声合成の各機能を有するクラウドロボティクス基盤をインターネットに接続することで利用する。
 高齢者が楽しんで会話できるようなシナリオをNTTデータが開発。
 高齢者の会話を促せるよう約3000通りのフレーズを使い分けることができ、一定のタイミングで「水分を補給しましょう」などと呼びかける機能があり、高齢者の行動を促し活動意欲を引き起こすことが可能としている。

 

 この高齢者向けコミュニケーションロボットを、同社の顧客宅や100%子会社のセキスイオアシスが運営するデイサービス施設、サービス付き高齢者向け住宅に導入していく。


 実証実験の対象者は、戸建居住者(自立・独居の方)、75才以上の高齢者、サービス付き高齢者向け住宅居住者、デイサービス利用者(介護保険利用)。
 期間は5月~10月までの6ヵ月間、うちロボットの使用期間は3カ月間を予定している。
 それ以外の期間はデータ解析などに使うという。


 近年、IoT(あらゆるモノがインターネットにつながることで実現する新たなサービス)やロボット技術が進歩し、生活支援やサービス充実の手法の1つとして、ロボット技術が着目されている。

 
 人手不足が深刻な介護現場でのスタッフの負担軽減、高齢者や身体障害者の身体の機能維持や改善としてロボット技術の活用が期待されている。


 そうした背景もあり、同社は今回の実証実験について、「生涯健康脳の視点から会話の機能や意欲の促進が高齢者の生きがいつくりに寄与するという仮説を立て、今回の実証実験においてコミュニケーションロボットの有用性に関する検証を行います。実際の暮らし・介護の場において高齢者の会話の促進による生活の質全般の向上や効果を確認し、『話食動眠』の話の促進により、生涯健康脳住宅を具現化するための基礎資料とすることを目的としています」としている。

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