2017年09月27日
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吉田拓郎「家へ帰ろう」人生は幸福だけじゃない。しかし帰る家がある

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(画像=写真AC)


■曲名:家へ帰ろう

■アーティスト:吉田拓郎
■作詞・作曲:吉田拓郎
■レーベル:インペリアルレコード
■リリース:2002年


先週に続いて、吉田拓郎が歌った住宅に関連する楽曲を紹介する。


家へ帰ろう』が発表されたのは2002年のことだ。


この曲のちょうど30年前の1972年には、『結婚しようよ』『旅の宿』などが発表されている。
『結婚しようよ』は、フォークソングをメジャーに押し上げた記念碑的な作品だ。あわせて拓郎自身も、若者たちのカリスマ的な存在に駆け上がっていった時期だ。歌われるテーマも「結婚」や「旅」といった、若さを感じるものが多かった。


一方で『家へ帰ろう』はどうだろうか。

メロウな曲調で、大きなスケールを感じる演奏だが、どこかせつない夕暮れの風景が浮かぶ。


この道は どこまで続いてるだろう
少しだけ 疲れてるような気分
風の中 心しみじみゆれて


歩く道はゆるやかだが、確かに下っているように思う。

この曲から少し前、1999年の情熱大陸(TBS系列)では、拓郎が妻の森下愛子にこう語りかける。

オレもう『吉田拓郎』やめたいんだけどいいかな?
うん、私はずっと前からそう思っていた」と森下は返す。

この曲で拓郎は、これまで築いてきたものを捨てて、本当にひっそりと家に帰りたかったのかもしれない。


本当に 好きだったものがある
受けとめる 事のできないものもある

あとどれ位 幸福(しあわせ)が必要なの
不幸な話 いくつかさねればいい


人生は長い。
恐いもの知らずだった若者も、30年の間に別れも裏切りも経験した。

事実、この曲をリリースした翌年、拓郎は肺がんを患い、手術した。
いつまでも自分だけが健康でいられるわけではない。

70年代に拓郎に熱狂したファンも、今では人生の夕暮れを迎えようとしている。
かつての名曲よりも、この歌詞に共感を持つ人も多いかもしれない。


思えば拓郎は「夏休み」や「結婚」「人生の振り返り」など、人生の節目に重なる曲を残してきた。

そのとき、そのときの自分自身を、正直に歌ってきたからではないだろうか。

「家へ帰ろう」も老年期を迎えようとする自身の正直な心情なのだろう。

人生にはいいことばかりではない。
でも、帰る家がある幸せも確かにある。


(敬称略)


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