鉄筋コンクリート(RC)造の固定資産税は木造やS造より高いのか

マンションなどの固定資産を保有している場合、固定資産税を必ず納税する必要があります。
RC造の固定資産税の金額はどのように決まるのでしょうか。
また、構造の違いによって固定資産税は変動するものなのでしょうか。

固定資産税とは

固定資産税とは、毎年1月1日時点で土地や建物を保有している人に対して課される税金のことを言います。
保有者には納税通知書が送付され、年4回に分けて税金を支払います。

固定資産税額は、「固定資産税額= 価格(固定資産税課税標準額)× 税率(1.4%)」で求めることができます。
式にある固定資産税課税標準額は、固定資産税評価額から「住宅用地の特例」や「新築住宅に対する減額措置」等を考慮した後に算出される額のことで、固定資産税を算出する元になる価格となります。

なお、評価額は3年に1度見直しが行われ、固定資産税課税標準額は、市町村の固定資産税課等に置いてある課税台帳に記載されています。

鉄筋コンクリート(RC)造の固定資産税が高い理由とは

RC造の建物は、木造やS造の建物と比較して、国が高い資産価値を認めています。
さらに、RC造は時間の経過に伴って資産価値が目減りしにくいと言われています。
その理由は、優れた耐久性、耐震性などの性能を備えていることが挙げられ、 RC造の法定耐用年数は47年と定められています。
これは木造やS造よりも長い年数となっています。

RC造の法定耐用年数は47年ではあるものの、定期的なメンテナンスを行えばそれ以上の寿命となるとも言われています。
またRC造は、1㎡あたりの建築費が他の構造に比べて高いということも、資産価値が高いと判断されることに影響しています。

さらにRC造の材質による特徴以外にも、外壁や屋根の仕様、仕上げ材に何を使用しているかによっても建物の評価額が変動すると言われています。

なお、SRC造についてもRC造と同様に高い耐久性、耐震性を兼ね備えており、高層マンションなどに用いられています。
このことからもSRC造もRC造と同様に、固定資産税が高くなる傾向にあると言えるでしょう。

固定資産税が高いことはデメリットになってしまうのか

前述のとおり、RC造は他の構造建築物と比較して資産価値が高いと認められています。
従って、固定資産税課税標準額が高くなればなるほど、固定資産税額も高くなると言えるでしょう。

建物の評価額は、その固定資産がある自治体によって判断されており、1㎡あたりの単価を算出しています。
どの地域によって建物があるかによって評価額は変動しますが、RC造の場合、評価額は木造の1.8倍にもなる地域もあります。

しかし、固定資産税の金額が高いからといって、それがデメリットになるとは一概に言い切れません。
RC造の建物は耐火性が高いことから、火災保険料は木造よりも安くなることが多く、また時間の経過に伴って劣化しにくいということ、資産価値も下がりにくいという良い点もあります。

具体的な固定資産税額については、建物のある土地が属している、市役所、区役所等に固定資産税を担当している部門があるため、不明な点を問い合わせてみるのも良いでしょう。